成分 −牛乳の悪い所−
牛乳の悪い所の成分編です。
牛乳の成分は、良い所が多いとされ、完全食品と言われて来ました。ですが、実は悪い所も多く、子供に飲ませたくないという親が多くなってきています。その理由を探っていきたいと思います。
■牛乳のカルシウムは人間に適していない!?
以前の項目で、牛乳を沢山消費しているはずの北欧の人に、骨粗鬆症が多いと書きました。この話の延長になってしまいます。牛乳のカルシウムは人間に適していないのでは?という疑問もあるそうです。これは、牛乳は人間を育てるための乳ではなく、牛を育てる乳だからです。適していないと言われている成分は、カゼインタンパクです。このカルシウムは悪性で、多く取りすぎたカルシウムを排出するときに、人間の体内にある良質のカルシウムを一緒に、排出してしまうのではないか?という話もあるそうです。カルシウムを体内に吸収するのに、マグネシウムが必要です。吸収できないカルシウムは排出されます。確かに、カルシウムを多く含んでいるはずの牛乳を飲んで、骨粗鬆症が多いという話は変な話です。
■アレルギーの原因にもなる!?
牛乳はアレルギーの原因にもなるという話もあります。これも原因は同じで、ガゼインタンパクです。このガゼインタンパクはアレルギー反応を起こしやすい物質と言われています。この物質が原因で、アトピー性皮膚炎の子供が急増したという話もあります。他にも、たんぱく質は健康に良いので、タンパク質を多く含んでいる牛乳を飲めば、健康になるというのも間違いです。そもそも牛乳に含まれるタンパク質は、人間用ではありません。粉ミルクを赤ちゃんに与えたら、アトピーになりました。やめたらアトピーが治りました。という話の元は、ここからきています。アレルギーという言葉で、日本で有名なものは花粉症です。花粉症の原因は、花粉と牛乳という説もあります。
■高脂血症の原因になる!?
高脂血症とは、血液中のコレステロール、中性脂肪のどちらか、または両方が増加する病気です。最近の10年間で、高脂血症になる人は、1.5倍から2倍増えています。原因はさまざまですが、その1つに牛乳の飲みすぎが入ってきます。カロリーやコレステロールが高い飲み物ですので、原因と考えられるのは、ごく自然なことです。
■ガンの原因になる!?
ガンの原因にも、牛乳は関与している可能性があります。牛乳の消費量と、ガンの発生率を比較してみると、ほぼ同じ線をたどることができるからです。正確には、牛乳以外の乳製品すべてが原因とと考えられています。性別で発生するガンは違います。女性は乳がん、男性は前立腺がんです。これは、牛乳などの乳製品に含まれる、IGF-1という物質が原因と考えられます。この物質は熱した程度の殺菌ではなくならないため、乳製品を摂取したら、一緒に摂取してしまいます。1990年前後の研究で証明されていることですので、これは信憑性があります。ガンは国民的な病気です。その病気の原因が、実は健康食品と考えられていた牛乳だった可能性があるということは、とても残念です。